「多様性」という言葉が日常的に語られるようになり、その概念は、働き方や人間社会の枠組みを超え、自然との共生や生命のあり方にまで広がりが見られます。しかし、その理想的な響きの裏側には、解決すべき課題が数多く存在するでしょう。
私たちは今、「多様性」という概念を表面的に受け入れるだけでなく、その本質を深く掘り下げ、真の意味を探求する時期に差し掛かっているのではないでしょうか。
今年は『True Diversity ~秩序の再考~』をテーマに、多様性に関する既存の枠組みや取り組みに問いを投げかけ、異なる価値観や有様、背景が交錯することで生まれる調和や挑戦を具現化した「オフィス・ワークプレイス」を皆さんにご提案いただきたいと思います。
なお、今回で第三回を迎える本コンペは、学生をはじめとした多くの若い世代にオフィスの設計・デザインという分野について関心を持っていただくと共に、企業活動を支える働く環境の開発を担う人材の後進育成を目的に持ちます。
正賞はオリジナル三角スケール × 人数分
作品受付開始
2025年5月30日(金)
作品提出締切
2025年8月29日(金)正午
一次審査会
2025年9月中旬
最終審査会
2025年10月中旬
表彰式
2025年11月中旬
※金・銀・銅入賞者は、2025年11月中旬に東京都内にて開催予定の表彰式に出席いただきます。また、表彰式の模様および各賞入選作品は『月刊商店建築』(2026年1月号)に掲載します。
※表彰式参加のための交通費は事務局が負担します(上限3万円)。グループの場合、交通費は人数分支給します。
2025年4月1日時点で、大学(短大・大学院)、高等専門学校、専修学校専門課程等に在籍し、日本国内在住の方が対象。個人・グループは問いませんが、グループ応募の場合、1グループ5名を上限とします。なお、入賞の場合は事務局にて応募者の学生証を確認し、内容に虚偽があった場合は対象外とします。
テーマに沿って課題設定を行い、ロケーションや敷地・規模など、諸条件に関しては応募者が自由に設定してください。なお、働く空間という観点から、働くなかでの活動や行動にスケールを合わせて提案ください。
応募期間:2025年5月30日(金)〜2025年8月29日(金)正午まで
当サイト応募フォームより必要事項を記入の上、作品画像をアップロード。
※複数名でのご応募の場合は、応募フォーム内のメッセージに全員の氏名・所属をご記入ください。
※作品のご応募は当サイトのみで受付します。郵送でのご応募は受け付けておりません。
※画像ファイルに応募者名や学校名等の記載はしないでください。対象外とみなし審査されませんのでご注意ください。
一次審査による選考を経て、二次審査にて各賞を決定します。
応募者は、次の事項に同意のうえ作品を提出するものとし、作品を提出した場合には、応募者は以下の事項に同意したものとみなします。
授賞者には、10月中に個別にメールまたはお電話で連絡をいたします。
また、ウェブサイトにて作品、氏名、所属・学部学科等、公開させていただく予定です。
技術の進歩やグローバル化によって生活や仕事のあり方が大きく変わり、世界中の人々とつながる時代。私たちには、これからの社会を見据えて、必要な技術や知識を身につけること、一人ひとりが個性を磨きながら自身と異なる他者を広く受け入れることが求められています。
年齢や自身の立場、人間関係、そして場所との巡り合わせによって訪れる、いくつもの育つ、育てる場面。現在そして未来を働く人々のために、いま働く場所はどのような役割を担えるのでしょうか。
第2回を迎える本コンペでは、「育つ、育てる」をテーマに、大きく変化する時代の中で、これからの社会を支える人が育つ、人を育てる「オフィス・ワークプレイス」を皆さんからご提案いただきました。
都市部で長年続いた人口や企業の集積は、日本が豊かに成長する原動力となった一方で、都市以外の地域衰退や、都市と地方の間に経済・社会格差をもたらしました。
このままでは失われるかもしれない地方の暮らし、そして風土・文化が培ってきた知識や知恵。従来の働き方が見直され、働く場所や、働く人と企業との関わりが多様になるなかで、私たちは地方が持つそのような魅力に触れる機会を再び得つつあります。都市にはない体験と知の交わりから未来を考え、都市と地方がつながる社会をつくる。そのような「オフィス・ワークプレイス」を皆さんからご提案いただきました。
OFFICE DESIGN COMPETITION
事務局
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